東京ミッドタウンが開業した場所は、かつて萩藩 毛利家下屋敷でした。2000年に防衛庁が移転したことから、新しい都市計画が始まり、港区立檜町公園を含めた再開発事業となりました。その後、2007年3月30日、東京ミッドタウンはグランドオープンを迎えました。東京ミッドタウンは広大なグリーンと6つの建物からなる複合都市です。街には様々なショップやレストラン、オフィス、ホテル、緑地、美術館などの施設が集まっており、それらが共鳴しあうことで都市生活に上質な日常をご提供します。都営大江戸線 六本木駅より直結、東京メトロ 六本木駅より地下通路にて直結のほか、乃木坂駅、六本木一丁目駅からも近く、大変便利な立地にあります。
今回、東京ミッドタウンマネジメント株式会社様において、2019年11月に東京ミッドタウン B1喫煙室の改修工事にあたり、喫煙室内の環境改善と衣服についたたばこの臭いを軽減するため、高性能プラズマ集塵脱臭装置VFLJP 2台、通過型衣服中和消臭装置(エアカーテン)3台、中和スポット吹付装置 1台をご導入いただきました。
お客様インタビュー
――喫煙室を改善するきっかけを教えてください。
2007年開業時から喫煙室はありましたが、2018年頃、開業10年が経過し、テナントの利用者の方から「喫煙者に付いてくるたばこの臭いがくさい」「エレベーター内でたばこの臭いがする」などのご意見もいただいていたため、B1喫煙室を見直すことになりました。改正健康増進法が2020年に施工されることも決まったので、法律の条件に合わせた喫煙室であることはもちろん、臭い対策についても検討することになりました。せっかく10年経過してリニューアルしますので、今までにない技術を取り入れた喫煙室を作りたいと考えました。
――喫煙室の改善内容について教えて下さい。
喫煙室の改善案については、自分たちでもいろいろな技術や考え方を探しましたが、最初に喫煙室を作った時にJT様に相談していたので、JT様にもアドバイスをもらいながら喫煙室の改修を進めることになりました。服に臭いが付くのは、喫煙室内に煙がこもることが原因なので、排気と脱臭機で煙がこもらないように浄化することを考えましたが、喫煙室内の対策だけでは不十分だったため、喫煙室前室に衣服消臭装置の設置を検討しました。衣服消臭装置を設置してある羽田空港の喫煙室を見学したところ、臭いを感じませんでしたし、担当者の方に話をきいてみると臭いに関する意見が減ったとのことでした。その後、JT様の施設で実際に衣服消臭装置を稼働させて検証した結果、衣服の臭い対策に効果があることが判明したため、導入を決めました。
――導入後の反響はいかがですか?
導入後1カ月なので、まだきちんとアンケートを取っていませんが、社内の人間や利用者などに意見を聞くと、喫煙室からの臭いのもれは大幅に減ったとの意見が多いです。また、いまのところテナントの利用者の方から臭いについてのご意見もありません。近隣の建物でもこうした対策をしている建物はあまりないように感じていますので、新しい技術を導入して良かったと思います。2020年4月から改正健康増進法が施行されるので、ビル内の他の喫煙室についても条件に適合しているか確認し、準備を進めていく予定です。